
Jan 13, 2007
あらすじ
改造人間となったあかりは、マッド皇帝と再び対峙。その仮面を打ち砕いた。
最終回/全六回
「一刀両断!」
皇帝の仮面をツメが砕いた!
「な、なにッ!女だとォ!」
憎っくきマッド皇帝はついにその素顔をさらけ出した。
しかもマッド皇帝の素顔はどことなくあかりにうりふたつだったのだ!!
「どういうことだ!」
どういうことですか?
「改造人間はな…お前だけではない…!」
マッド皇帝、おなかからロケット弾発射。
「ギャー」
あかり直撃!しかし改造されていた為にかろうじて一命はとりとめる。
更に攻撃しようとするマッド皇帝!
しかしマッド皇帝は、はたと足をとめ、部屋の入り口に視線を向けた。その視線の先には…。
「博士…、いや父と呼ぶべきかな…」
せっかくだからあかりもそっちを向いた。
そこには博士が立っていた。
「父…?博士、これはいったい…どういうことですか?」
「マッド皇帝とは、ワシの娘、なのじゃよ…!」
「娘さんは死んだはずでは?」
博士はうつむき、そして続けた。
「死んだようなものじゃよ…昔の娘はこうではなかった…。」
博士の思い出話を短くいうとこうだった。
借金とりから身を守る為に娘に改造手術を施したものの、優しかった娘も力を得て徐々に変貌してしまった。しかし博士は大切な一人娘ということもあって、脳に制御チップを埋め込まなかった点を反省しつつも、いつかは更正してくれることを願い、マッド団の中で働く毎日だった。
そんな中、どことなく娘に似たあかりが目の前に現れるに至っては、同じ間違いを繰り返しては行けないと思い、改造手術を施すことは出来ず、脱走を決意。
しかし、あかりの対決の意思を聞いた時、自らも待つという逃げの姿勢ではなく娘と真正面から立ち向かうべきだと気がついたのだった。
「さあ、あかりよ!今こそマッド皇帝を粉砕するのじゃ!」
博士は、赤いボタンをあかりに向かって投げた。
「そ、それはぁぁぁぁ!」
「何ですか?これは?」
「この基地の自爆スイッチじゃ!いつか、こんな日が来ると思って、この基地の大黒柱に小型爆弾を設置しておいたのじゃ!」
「やめろぉぉぉぉぉ、押すなぁぁぁぁ」
「は、博士…」
コクリ。
ポチ。
ボガー!ドガー!ゴゴゴゴ…!
「さあ、あかり!腕立てふせの姿勢を!」
「は、はい!」
「これが改造人間最後の秘密じゃ!
髪の毛を引っ張ると、エンジンがかかり、コブシとつま先からタイヤが出てくる。
これで、緊急脱出するのだ!」
「ブオン!」
「おのれー、逃がすかー!」
「娘よ!もうよすのじゃ!全て終わりにするのじゃ!」
博士はマッド皇帝にしがみついた。
「マッド帝国の夢が…!あと一歩のところでぇぇぇ!」
「博士ぇぇぇブオン!早く逃げましょう!乗って!ブルブル!」
「いや!ワシはここで娘と心中じゃ!それしかない!」
「そんな!」
「いけ!右に三回、左に四回回ってジャンプすると元の人間の身体に戻るようにしてある!それで普通に暮らせ!」
「キュキュキューッブオーン!ウオーン!ウォォー!博士ぇぇぇぇぇ」
「マッド帝国がぁぁぁぁぁ………」
崩れ行く秘密基地を脱出するのに腕立て伏せの姿勢は好都合だった。あかりは、死にものぐるいで基地を脱出したのだった…。







